回想録『清 竜人25』序章 ~アイドルユニットはアイドルグループへ~
ーーー清 竜人25♡ 解散します♡ ごめんね♡
『ねぇ♡ 物語は 想像以上に 進んでいたんだね♡』
そんな歌詞の通り、清 竜人25は、1st Album『PROPOSE』がリリースされ、ツアーを終えた頃から、物語が進み過ぎてしまっていたのかもしれない。
清 竜人の新プロジェクトとして、アイドルユニット「清 竜人25」は誕生した。
あくまでも"プロジェクト"だった。清 竜人が表現の形として、ソロでもバンドでもなく、アイドルユニットを選択したのであって、始めた頃は"新たなアイドルグループ"を結成したわけではなかったのだろう。
実際に結成されたての頃は、清 竜人が主役であり、見ている側としても旦那役としての清 竜人が演じ、歌う姿を楽しむ人がほとんどではなかっただろうか。
3枚のシングルが発売され、遂に完成した名盤『PROPOSE』。そして全国ツアー。
後で話そうと思うが、昔からの竜人ファンである友人も、「これで一旦区切りで、ソロに戻るかね」みたいな話をしていた。
実際に本人のインタビューでも、「清 竜人25は1年で終わる予定だった」と語られている。
だがこの時点で、【アイドルユニット・清 竜人25】は、いつの間にか【アイドルグループ・清 竜人25】になっていたのだろう。
そのまま4枚目、新体制になってからは初のシングル『LOVE&WIFE&PEACE♡』がリリースされ、中野サンプラザでのワンマンコンサートは満員御礼、幸せに満ちた空間となった。
更に『アバンチュールしようよ♡』『My Girls♡』がリリース。
残念ながら(推しでもあった)第2夫人の清 桃花の脱退がありつつも、清 竜人は「寂しい、新たにメンバーを入れようという気持ちにはならない」と発言。
自身最大キャパのZepp Tokyo公演を前に、翌年の全国ワンマンツアーが発表され、いよいよ2nd Albumの発売が来るのではと待ち構えていた矢先の発表だった。
「清 竜人25」はアイドルグループではなく、清 竜人の新プロジェクトによる、アイドルユニットだった。
常に頭の隅に(ずっと続くグループではない)という意識はありつつも、『PROPOSE』以降、清 竜人らしさが強まった楽曲と、更なる幸福感、そして何より夫人達の成長によって、それはプロジェクトから、愛されるアイドルグループになっていた。なってしまった。
気付けば、夫人メンバーも1人1人パフォーマンスが確立し、"らしさ"が出てきていた。
メンバーの成長に加え、個人的には第7夫人・清 優華の加入は、今の25を確立したキーポイントであると思っている。
自分自身、CDやBlu-rayを買ったり、ライブに行きたいと思うアイドルは今までにももクロと嵐しかなく(嵐は未だ行けていないが…)、ももクロも普通のアイドルというよりは、もうスーパースターで、一大エンタメアスリート集団だと思っている。
そういう点でも、清 竜人25は、普通ではないけれど、自分にとっては初めてハマった「等身大のアイドルユニット」だった。
出逢いも別れもないような、3年間。
ライブに沢山通い詰めたわけでも、グッズを買っていたわけでも、配信番組を毎回欠かさず見ていたわけでもありませんが、大好きなグループです。
沢山幸せな気持ちにしてもらえたり、初めてアイドルらしい想い出も作らせてもらった清 竜人25について、主観8割で書き留めていこうと思います。笑
だらだら2017年6月の解散まで、清家を楽しむぞー!
―――清 竜人25が解散する。離婚ではない。解散である。
【続き】回想録『清 竜人25』第一章 ~Will You Marry Me?~