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N-BLOG [FantaSEAmo #2]

音楽とか、ディズニーとか、何でもないのとか。楽しいことが大好きです。

ストレイテナー 『NO ~命の跡に咲いた花~』

音楽(レビュー)

初めてディスクレビューのような、感想文を書きたいと思います。

 

ストレイテナー

Major 19th Single

『NO ~命の跡に咲いた花~』

 

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ストレイテナーが、戦後70年の今年の夏に届けたのが『NO ~命の跡に咲いた花~』です。

偶然なのか、国会で安保関連法案が衆議院通過したタイミングで発売日を迎えた今作は、「あまりにはっきりとしたメッセージ」や「政治色が否めない」といった戸惑いの声が、発売前のファンに多かったように感じていました。

 

夏フェスの地で「NO WAR」を掲げるキャンペーンがあったり、レビューでは今日の平和への危機意識と繋げられたり、Twitterで多くの意見を発信している、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤さんからも拡散されました。

  

今日において、抵抗感を持たれるのも、決しておかしな話ではないと思っています。

自分自身も、ストレイテナーがここまで直接的に切り込んだのは驚きました。

しかし曲を聴いて、改めて言葉を見つめ直し、考えると、とても当たり前のことを歌っていて、曲もすっと自分の中に入ってきました。

 

あくまで一個人の感想ですが、1人でもこの曲が届けばという願いも込めて。

 

まず楽曲自体を聴いていただければと思います。

まだ90秒のShort Ver.のみですが。

 

楽曲自体は、最新アルバム『Behind The Scene』からの流れを組むもので、「バンドらしさ」を求めて難解なアレンジやダークな部分を持たせて彩るのではなく、優しく、誰にでも届くようなまっすぐなミディアムバラード。

 

メンバーのホリエアツシ(Vo, Gt, Piano, Syn)、ナカヤマシンペイ(Dr, Cho)は長崎出身です。ホリエさんがラジオで話されていましたが、やはり長崎は原爆が投下された街として、小学校の頃から「平和」について考えることが多いそうです。

そして戦後70年という今、はっきりしたメッセージソングが出されました。

 

 

ここからは完全個人的見解です。

 

今回の『NO』とは、間違いなく『NO WAR』のことです。

そして平和を願う歌です。

 

この世から戦争を無くす、平和が訪れてほしい。

多くの人が願っている事ではないでしょうか。

最近起こっている議論が、たまに根本からズレてしまっているように感じます。いったい何のために人は考えて、議論して、決めているのか。利権のためなのか、プライドのためなのか、不思議な派閥意識なのか。

 

ホリエさんの公式ブログから言葉を引用します。

日本が終戦から70周年を迎えるこの年に、「平和」という、あらゆる境界を越えてすべての人と共有したい、切なる願いを歌にしました。

NO〜命の跡に咲いた花〜|STRAIGHTENER / ent ホリエアツシ BLOG

 

 

繰り返しになりますが、この曲では、とっても基本的な、「平和」を願う歌です。

楽曲で鳴っている温かみのある音には、人を思う優しさも、消せはしない悲しみも、世界が変わることを願う強い意思も含まれています。

改めて、様々な情報や意見が錯綜する今、考え見つめ直すべき根本だと思います。

 

 

考えの強要はされていない楽曲ですが、「答えはある 答えは一つ」のように、ホリエさんの強い願いは込められています。

劇的な展開は無いものの、どこか感情を揺さぶるような演奏・メロディー。

そしてホリエさんの透き通るようで、言葉もしっかりと伝わるボーカル。

 

音楽で世界は変わらない、言葉一つで戦争は無くならない。

でもこうして誰かが「平和」を願い、カタチをもって発信する事は無くなるべきではないと思っています。

 

今までもストレイテナーは平和やNO WARについて、直接でなくとも考えてきました。

それは単に「今」を変えるためだけでなく、未来を想ってのメッセージです。

 

 (「翌る日のピエロ」初披露時、Zepp DiverCityでのライブMCより)

 

もう一回笑ってよ 星になる子供達よ

認め合い 変わる世界 いつかは知ることになる

 「翌る日のピエロ」より(アルバム『Behind The Scene』収録)

 

蝋燭の灯が笑ってる

子供達は夢を見てる

I think of tomorrow

I sing of tomorrow

I say no

 「NO ~命の跡に咲いた花~」より

 

 

楽曲は「La La La」のコーラスで終わります。

決して明るいラララではないですが、人々が共有できる大切なパートです。

言葉が違っても、国籍や人種が違っても、「La La La」を歌えば、きっと何かしらの幸せを感じて、その場所は1つになれる気がします。

 

いつか世界中の人が「平和」を共有して、好きな歌を唄えますように。

 

 

カップリングの『Cutain Falls』は、「歌」について歌った、軽快かつ、光を受けてモノやヒトが輝く情景が浮かぶような美しいロックナンバー。

 

日常の何気ない風景や動作に染みついた歌もあれば、自分と向き合いたいときにそばにいてくれる歌、一筋の光が差し込むような歌もある。

そんな歌のちからだったり、存在そのものについて歌っています。

表現者にすれば、思いを届ける方法であるため、

幕が下りて 今も拍手は鳴りやまない

届いてるかい?

 というフレーズもあります。

 

最新アルバム『Behind The Scene』の試聴会の際、シンペイさんが「ホリエアツシは大人になった」という言葉を何度か口にしました。

実際、ベスト盤以降の楽曲は、今作りたいものやメッセージを出してきていると、本人の口からインタビューなどで触れられています。

今回のシングルの2曲は、音楽を通して伝えることのできるちからや、また伝えたい願いが凝縮されていると感じました。

 

 

最後に商品の紹介を。

初回限定盤には、『NO ~命の跡に咲いた花~』より「I think of tomorrow」「I sing of tomorrow」の言葉が刻まれた、ラバーバンドが付属します。

どちらの形態でも収録楽曲に差はありません。

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夏フェスを経て、11月には「FREE ROAD TOUR」も行われます。

何やらその前に作品の発売もあるとかないとか。

これからもストレイテナーの音楽を追いかけたいと思います。

 

フィジカルの購入が最も望ましいですが、まずはレンタル、ストリーミングサービスでもいいので、お聞きいただければと思います。

それでは。

 

NO~命の跡に咲いた花~(初回限定盤)

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Behind The Scene(初回限定盤)(DVD付)

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